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情報格差 [雑木林の家族の記録]

八甲田に滞在していて、かわったこと。
いつもと変わらない山の中で、

携帯電話が良くつながる様になったこと。
八甲田ホテルにインターネットの端子がついたこと

携帯電話は一部の範囲しかつながらなかったし、いまや都市部では当たり前のインターネットも、電話でダイヤルアップが限界だった。
何故、そんなことが急に起こったのか。
去年の洞爺湖サミットのエネルギー大臣会議が、ここ、青森の八甲田ホテルで行われたためだ。

さて、書きたかったのは、そのなんでかではなく。
都市部から、ここ八甲田に来ているひとは、携帯電話もインターネットも届かない、喧騒やシガラミから逃れ、この山の中に来ていたひとも多い。
私もその一人であることは事実。携帯もつなからないから、連絡できないからと言って。
酸カ湯温泉が、木造で廊下がギシギシいっても、波打っていようと、隙間があいていようとも、みんながたえまなく訪れるのは、良い温泉、豊かな自然だけでなく、ひなびた風情と、建物であるし、情報が追ってこないにほかならない。じつはそこでもインターネットが繋がるようになった。

だがしかし、その考えは都市部からきているからかもしれない。
住んでいる人たちからみれば、情報格差でしかない。
地方では、ダイアルアップは当たり前のところも多い。
遠隔地治療がどうのこうのインターネットで繋いで....なんていう所に限って、良くてもISDNなんて所も多いということも多いと聴く。
かつて電話がそうであった様にどこでも携帯電話が繋がり、高速インターネットが繋がる様になるのかもしれない。

けれども、そんな都市部のペースにとらわれない、そんな場所があっても良いとおもう。
20090316235217.jpg

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たいせい

 ビジネスでの滞在ならともかく、情報から隔絶することで得られるものがあるように思います。(私の趣味の山登りなどは積極的にそれを楽しむという意識を持っています)
 ただ宿泊者側はそうでもホテル事業者にとってはビジネスで、ネットに繋ぐかどうかの選択肢を宿泊者に与えると言うことなのでしょうけれど、登山道でウォークマンを聴きながら登ったり、ラジオの音をスピーカーから流しながら登る登山者を思い浮かべてしまいました。
by たいせい (2009-03-17 14:52) 

toyo

同感です。
そんな場所があっても良い・・ですよね。
でないとバランスが崩れそうです。失礼しました。
by toyo (2009-03-17 23:18) 

tsk

たいせいさん、niceありがとうございます。
かつて、尾瀬沼で携帯電話がつながるようになったとき、いろいろなところでいろいろな議論がされていました。
いまや大人気の富士山を登る若者は、ipodを聞きながら登るのは当たり前、携帯電話がつながるのも当たり前。
静寂を感じたり、風の音、変化を感じたり、もっとそういうことを感じて欲しいものです。

八甲田ホテルは、実際に会議の行われた場所ですし、致し方ないでしょう。
酸ヶ湯温泉は、長期滞在をふくめ、ひとつの町みたいなものですから、どこかでつながって使う人もいるでしょう。

携帯電話は電源を切り、できるだけ、情報は窓の外から得ます(笑)
by tsk (2009-03-19 05:19) 

tsk

toyoさん、niceありがとうございます。

いまや、携帯電話はつながって当たり前、つながらなくても、
つながる場所にくれは、折り返してかけるのが当たり前。

もうちょっと、ほっといてくれないかなぁ、
もうちょっと、ゆっくりとしたペースにできないかなぁ
と思います。
by tsk (2009-03-19 05:24) 

tsk

kappaさん、niceありがとうございます。
by tsk (2009-03-19 05:24) 

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