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誕生と終焉 [雑木林の家族の記録]

この3週間で、いろいろなことがありました。
次女の誕生を見て、抱いて、安心した顔でおばあちゃんが天国に旅立ちました。
最後は、みんなでホスピスに泊まり込んで、孫、子たちの日常の声に囲まれて、
優しくなくなりました。
まだ2週間の次女は分かっているかのようにおとなしく、3日も病院に泊まりました。
3歳の長女は、様子を察しておばあちゃんに優しく声をかけるのでした。
彼女たちは、おばあちゃんを安心させ、そして、大人の私たちのどれだけ支えになったか。
特に母親が亡くなっていくという状況の私の嫁にとっては彼女たちがどんなに天使に見えたか
とおもいます。
そして妹の誕生と、おばあちゃんの死を経験した長女は一段とたのもしく感じるのでした。

告別式の読経の中、私はおばあちゃんに「ありがとね」と言われた気がしました。
それまでじっと私にくっついておとなしくしていた長女が、「おばあちゃん見る」と言ったのが
とても印象にのこります。彼女にもおばあちゃんが声をかけてくれたのかもしれません。

おばあちゃん、天国で私たちを見守っていてください。
DSC00243.JPG

また一歩先に進む、雑木林の家族でした。
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たいせい

 祖母が亡くなる少し前に、妹のところの長男が生まれ曾孫の顔を見て去っていきました。
 出来るものならば、私の妻と子供達を見せておきたかったと今でも思うことがあります。(私はおばあちゃん子、だったようです。)

 新しい命の誕生は多少の予告期間がありますが、死はいつも突然やってきます。
 人の一生という面に於いては一枚の紙の表と裏なのでしょうが、この唐突さをいつも受け入れがたく感じ、葬式はよほどのことがない限り焼香が終わると直ぐに立ち去る習慣になりました。

 一人家族が減り寂しいかと思いますが、気を強く持っていただければと思います...。

PS.
 妻の祖母が亡くなったとき、仲人さんが亡くなったとき、子供達には「人はいつかは死ぬけれども、命がお父ちゃんお母ちゃんに繋がり、今お前達にも繋がっている」「死んでしまうことは寂しいけれど、命が繋がっているのだから不幸せではないんだよ!」との話をしたことを思い出しました。
 「命の繋がり」が意識でき、「命のリレーの中の自分」を感じられる子供になって欲しいですね。
by たいせい (2009-07-03 16:24) 

kappa

おばあちゃんが安心した顔をされていたというのが印象的です。
誕生と死、人間なら誰でも辿ると分かっていても、死を目の当たりにすれば心乱れると思います。ですが、ご家族、お孫さんに囲まれたことが、それを和らげてくれたのたのでしょうか。
おばあちゃんのご冥福をお祈り致します。
by kappa (2009-07-03 21:51) 

kurizo

人の死はいつも悲しいものですよね。
中学のころに父を亡くしてから、死がどのような悲しみをもたらすのかわかっているつもりではおりますが、訪れてほしくないですよね。
おばあさまのご冥福をお祈りいたします。
by kurizo (2009-07-04 01:12) 

tsk

■takemoviesさん、niceありがとうございます。
■royさん、niceありがとうございます。
■たいせいさん、niceありがとうございます。
 人ですから、出会いも別れもあります。
 3歳の長女に死がわかっていたかわかりません。
 おばあちゃんとの遊んだ記憶、大切にしてほしいです。
■kappaさん、niceありがとうございます。
 日本ではまだなじみ少ないホスピスですが、
 逝く本人にとっても、我々家族も気持ち的にいろいろ受け入れる
 ことができ、ある意味、よかったとおもいます。
■kurizoさん、niceありがとうございます。
 赤ちゃんがいるだけで、どんなに場がなごやかであったか
 それ自身がおばあちゃんも安心し私たちも気持ちが和みました。
■toyoさん、niceありがとうございます。

みなさん、ありがとうございました。
by tsk (2009-07-07 01:25) 

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