我が家の耐震性の構造 [建物を建てる]
なにぶん、素人が自分の納得できる範囲で書いてますので、一般人が調べた程度ではこんな感じだといった雰囲気をご理解ください。なにか、間違い等がございましたら、ご連絡ください。
我が家の構造は、上から見ると、田の字をしたシンプルな基本形
だから、先に紹介した本「住まいを守る耐震性入門」でも書かれており、一般人でも、何となく想像はできます。
このシンプルな形が私は大好きです。
田の字のうち、ひとつは吹き抜けの構造
そして、吹き抜けを中心に窓もおおい。
そのあたりが、構造的には劣るところ
耐力壁は、図面上に、このように壁倍率で表記されています。
貫で建てられているとはいえ吹き抜けのある家は、それだけ考えられた構造体が法律上も求められます。
貫の構造は、実際に力がかかったときには、貫がめり込み、粘り強い構造だといいます。しかし、粘り強さは構造の計算では現状、考慮されていないようです。同じ強さの耐力壁ならば、粘り強い貫のほうが良いといわれています。
耐力壁の強さは、一度、大きな地震がおきたあとも同じとはかぎりませんし、大きくない地震でも回数が蓄積すれば、またちがいます。
そんなことを考えだすときりがありません。
貫の構造では、それだけでは壁倍率1.0以上になることはないようです。
我が家の柱の見える真壁では、「住まいを守る耐震性入門」の48ページに書かれているように、一部に面材を入れることによって面で支えられ、壁倍率1.0以上にしています。
面材をいれると、壁倍率2.5として認められるようです。ただし、面材は構造用合板であることになります。
これがこの壁だけ強すぎても貫の粘り強い性能の妨げにもなるし、難しいですね。
構造で壁も大事ですが、床も面で、支えるということで重要です。
我が家では、「住まいを守る耐震性入門」の64ページのような、根太レス落とし込みで出来ていました。
一階の天井は30mmの杉の板、厚い意味がよくわかりました。その上にさらに更に構造用合板がのっています。
水平構面の耐力をだすことを行っています。
大手住宅メーカーは一軒一軒の土台を含めた構造強度をコンピュータを駆使し計算してくれたりします。
今後、木造二階建て住宅も構造計算を求められるでしょう。
ただ大手住宅メーカーのように倒壊実験して、基礎データをとる余裕など、ないでしょう。
しかし、ある程度の値を知って安心したいと言うのも施主側にはあります。
構造計算も絶対はありません。本当に壊さなければ真値はわかりません。
それはどんなことでも当たり前のことです。
これらを偽装することで、大騒ぎになっていることも事実です。
また、今後は、2階建ての住宅も構造計算をしなければならない状況がでてくるとか、壁倍率での計算はダメだとかいろいろ言われているようです。
最終的には、定量的にできなれば、その真意はわからないのですが、数値化しやすいモデルから認められていくのも、おかしいです。伝統的な方法、新しい方法が、容易に数値化できる仕組みがなければ、より良いシステムにはならないし、つまらないものになるとおもいます。実際には時間がかかる(かけてやる)話だとおもいます。
我が家は、構造的な面から見た場合、一つ一つ丁寧に施されているのを実際に見れたというのも安心できることです。
関連リンク
伝統壁の構造耐力
http://www.h4.dion.ne.jp/~honda.ao/
http://www.h4.dion.ne.jp/~honda.ao/kabe.html
木造住宅耐力壁モデルによる壁倍率ごとの正しい施工例
http://www.hk.sun-ip.or.jp/wood/rin/data/taisin.html
構造用合板を張った耐力壁
http://www.jpma.jp/shiryo/tebiki_kouzou/10_16.pdf
我が家の構造は、上から見ると、田の字をしたシンプルな基本形
だから、先に紹介した本「住まいを守る耐震性入門」でも書かれており、一般人でも、何となく想像はできます。
このシンプルな形が私は大好きです。
田の字のうち、ひとつは吹き抜けの構造
そして、吹き抜けを中心に窓もおおい。
そのあたりが、構造的には劣るところ
耐力壁は、図面上に、このように壁倍率で表記されています。
貫で建てられているとはいえ吹き抜けのある家は、それだけ考えられた構造体が法律上も求められます。
貫の構造は、実際に力がかかったときには、貫がめり込み、粘り強い構造だといいます。しかし、粘り強さは構造の計算では現状、考慮されていないようです。同じ強さの耐力壁ならば、粘り強い貫のほうが良いといわれています。
耐力壁の強さは、一度、大きな地震がおきたあとも同じとはかぎりませんし、大きくない地震でも回数が蓄積すれば、またちがいます。
そんなことを考えだすときりがありません。
貫の構造では、それだけでは壁倍率1.0以上になることはないようです。
我が家の柱の見える真壁では、「住まいを守る耐震性入門」の48ページに書かれているように、一部に面材を入れることによって面で支えられ、壁倍率1.0以上にしています。
面材をいれると、壁倍率2.5として認められるようです。ただし、面材は構造用合板であることになります。
これがこの壁だけ強すぎても貫の粘り強い性能の妨げにもなるし、難しいですね。
構造で壁も大事ですが、床も面で、支えるということで重要です。
我が家では、「住まいを守る耐震性入門」の64ページのような、根太レス落とし込みで出来ていました。
一階の天井は30mmの杉の板、厚い意味がよくわかりました。その上にさらに更に構造用合板がのっています。
水平構面の耐力をだすことを行っています。
大手住宅メーカーは一軒一軒の土台を含めた構造強度をコンピュータを駆使し計算してくれたりします。
今後、木造二階建て住宅も構造計算を求められるでしょう。
ただ大手住宅メーカーのように倒壊実験して、基礎データをとる余裕など、ないでしょう。
しかし、ある程度の値を知って安心したいと言うのも施主側にはあります。
構造計算も絶対はありません。本当に壊さなければ真値はわかりません。
それはどんなことでも当たり前のことです。
これらを偽装することで、大騒ぎになっていることも事実です。
また、今後は、2階建ての住宅も構造計算をしなければならない状況がでてくるとか、壁倍率での計算はダメだとかいろいろ言われているようです。
最終的には、定量的にできなれば、その真意はわからないのですが、数値化しやすいモデルから認められていくのも、おかしいです。伝統的な方法、新しい方法が、容易に数値化できる仕組みがなければ、より良いシステムにはならないし、つまらないものになるとおもいます。実際には時間がかかる(かけてやる)話だとおもいます。
我が家は、構造的な面から見た場合、一つ一つ丁寧に施されているのを実際に見れたというのも安心できることです。
絵解き 住まいを守る耐震性入門―地震に強い木の家をつくる (チルチンびと建築叢書)
- 作者: 山辺 豊彦
- 出版社/メーカー: 風土社
- 発売日: 2006/05
- メディア: 単行本
関連リンク
伝統壁の構造耐力
http://www.h4.dion.ne.jp/~honda.ao/
http://www.h4.dion.ne.jp/~honda.ao/kabe.html
木造住宅耐力壁モデルによる壁倍率ごとの正しい施工例
http://www.hk.sun-ip.or.jp/wood/rin/data/taisin.html
構造用合板を張った耐力壁
http://www.jpma.jp/shiryo/tebiki_kouzou/10_16.pdf
chisaron-2Cさん、niceありがとうございます。
その後、薪ストーブの計画何とかなりそうですか?
by tsk (2008-04-01 03:22)
ijimariさん、niceありがとうございます。
by tsk (2008-04-01 03:27)
本来、既存子工法の建物が何故災害に耐えられるか?と言うところから学問が始まったはずなのに、学問の結果として存在しているに過ぎない様々な規定に工法が縛られるのか?不思議に思うことがあります。
確かに一定品質の建物を誰もが造ることが出来るという意味での基準が必要がと言うのは解るのですが、現実に数百年経っても健在な建物の多くが現在の基準では不適合になるのはおかしいです。
私も次に家を建てるときが有れば、こんな家を建てたいです。
by たいせい (2008-04-01 11:35)
一真さん、niceありがとうございます。
なにか、確認しておこうと思うことが次から次へと、時間がないです。
by tsk (2008-04-02 01:16)
たいせいさん、niceありがとうございます。
伝統的なものの定量化、難しいのかもしれませんが、それができないとぐらべようがない。判断ができない。ただ、なにもしないと、結果として、淘汰されてしまう。勘と経験を定量化する、今は重要な事項なのかもしれません。
難しい問題とせず、一歩を踏み出していってほしいです。
by tsk (2008-04-02 12:45)
わかって建築家さん、niceありがとうございます。
コメント遅くなりました。
私自身はエンジニアの端くれですが、業界も違うし構造のこともまったく知らない素人です。
見た目にわかるものもあるので楽しいだろうなとおもいます。
by tsk (2008-07-18 19:40)