雪の寒い現場 [建物を建てる]
2007年1月23日(水) 関東に雪が降りました。
もちろん、現場も雪。
私も朝、ほんの10分だけ現場を見てきました。
そんな、寒い中、4人の大工さんが作業をされていました。
1階の内部天井部分の作業がされていました。
屋根は30mmの杉です。
寒い中、どうもありがとうございます。
いやぁ、毎日、寒いですね。
暖かいお茶を飲むぐらいしか、動いていないと、体が温まる手段ないですね。外の現場は大変です。
電気ポットで温かいお茶やコーヒーを飲まれているので、こちらもお茶だしといったことはできておりません。
ほんとは、休憩時間にお話をしたいのですが、私にそんな時間がありません。
すみません。
すっかり、雑木林も雪化粧です。
朝、このまま雪も止んでくれればと思ったのですが、昼過ぎまでなんだかんだ
降っておりました。
あくまでも、普通の民家 [建物を建てる]
ここまで、現場の写真やblogを書いていて、
大げさに書くと、うちは特別にすごい家に見えてしまっているのでは?
と思ってしまいます。
あくまでも、普通の民家にすぎません。
建築家の主催するWebより
「あきらめていませんか? 木組の家
「木の家は高くて手が出せない」とか「つくる職人がいない」と家づくりの夢をあきらめかけていませんか? 「すぐれた大工はいるかもしれない。でも、家族の希望や予算とのかねあいをどう話し合ったらよいか、見当がつかない」という方もあるでしょう。
...........」
という書き出しで始まります。
そんなしくみの中で作られています。
それは、伝統的な大工の技術、日本の木の特性を活かしたものにしたい、
それらを現代でも活かしたいという姿勢です。
それを自分たちだけにとどめず、広く広めていこうとしています。
よって、いわゆるプロも現場に見学にこられたり、施主までさまざまな方が現場を訪れます。そして、さまざまなデータを取ることに、苦心されています。
残念ながら、昔からやられていた伝統的な工法は活かされるどころか、できない状況(環境)にあります。
施主側としては、これらの家を誰でも選べる状況がもっと広がっていってほしいと思います。
けして、特別の家ではなく、いままでも行われてきた方法です。まあ、新しいスパイスが入っていますが。
構造体は強度を考えれば、杉は軽いですから太くすればよりよくなりますし
見栄えも迫力あります。値段がものすごく上がるということもないです。
林業家の努力なのでしょうが....
また、家全体をバランスよく価格を抑える手法も、随所に見られます。
もうどこで、どうやって、建てているのか、このblogを見ていただいている方で、ご存知なかたもおられると思います。blogの特性上、伏せた形で話を進めております。
個別にご連絡いただければ、お教えできます。
私も、私自身の記録と、もし、見られた方がこんな家がほしいと思われて、すこしお手伝いできればと思っております。施主の目線で。
この木、誰の木? [建物を建てる]
2008年1月21日(月)
心配された雪でしたが、関東では降りませんでした。
昼前に、ちょっとした時間に、現場に行きました。
垂木の細かな仕上げをされていました。
まずは、屋根をすこしでも先に進めていくと思います。
鉋(かんな)をつかって、作業をされていたので、鉋屑を拾ってきました。
なんか、こんな鉋屑で遊んだなぁと、懐かしくなりました。
昨日の上棟式の前に
TSウッドの和田さんが、
この尺の梁が、うちの山のものです。
100年近い徳島杉です。
私がではなく、ひいおじいさんが植えた杉です。
と、おっしゃってました。
通し柱は、伐採ツアーを見に行った、亀井さんの山から来ています。
なんか、そんな、誰の木?みたいな話が聞けると、よけいに大事にしないとなぁ
という気持ちが沸きます。
上棟式をとりおこないました。 [建物を建てる]
2008年1月19日(土) 大安 上棟式を行いました。
今日も朝から霜が降りる寒い日でしたが、太陽が青い空に登ってました。
今日は、構造見学会と、その後、上棟式を行いました。
昨日の作業で屋根ができていました。越屋根ができてますね。
梁の込み栓(こみせん)も通っています。
見上げた一階のの天井、梁がきれいですね。
50mmの断熱材(フォレストボード)です。
月曜日の雪?にむけて、屋根に断熱材がのっていました。
構造見学会は、たくさんの方々がこられておりました。
一般の方から、プロの方々まで、さまざまな方がこられていました。
設計事務所、工務店、林業家、総出で対応されてました。
私は、その傍らで家の情況を見ているだけでしたが。
さて、上棟式です。
私の母親も子供をみてもらう&芋煮を用意するのを手伝ってもらいました。
八ヶ岳麓から、このために出てきてもらいました。(ありがたいことです)
上棟式中、娘は車の中で寝てくれて、ちょっとだけ楽に上棟式ができました。
近くの仕出し屋に、赤飯等のお弁当を頼みました。
そのほか、乾き物やお酒、ビールなどなど
寒かったので、芋煮をつくりました。(嫁が)
家の四方に、塩とお米とお酒でお清めします。
棟札があがってました。
工務店の大工の皆さん、基礎、設計事務所、林業家
ささやかな、宴会をしました。
あったかい芋煮が寒い今日にはたいへんよかったです。
皆様の家に対する熱い思いを聴けました(笑)
ご祝儀も皆様、ひとりひとりに渡し終え、私の仕事はなんとか終了。
なんとか、上棟式を無事終えました。
ありがとうございました。
私も体調ばっちりとはいけてないので、お酒は飲まずでしたが、
楽しい時間でした。
家の垂直だし [建物を建てる]
2008年1月17日(木) 家の垂直だし
今日は、病院に検査に行った後(だいぶよいとのこと)、
少しだけ現場を見てきました。
今日は風が冷たく、太陽はあるものの寒かったですね。
ちょうど柱の垂直を確認しながら、楔(くさび)を打っているところでした。
これで家をがっちりと固めていく感じです。
このあと、体力壁を作っていくとおもわれます。
建て方、初日、2人
2日め、クレーンが入って、11人
3日め、2階で、11人
4日め(今日)、4人
たくさんの方々で、大きな山場を越えた感じです。
今週の土曜日に、構造見学会と、そのあと、上棟式をする予定です。
2日目の建て方をしているときに、他の大工さんたちが見学に来ました。
彼らも、木組みの大工さんですが、建て方の研究に熱心です。
今までどおりの、同じやり方をしているだけではないのですね。
垂木があがる [建物を建てる]
2008年1月16日(水)、2階部分が建ちあがりました。
1階部分は、すべて納められ、2階部分が開始です。
2階の床部分の梁が納められます。
そして、2階部分の柱が収められます。
青い空にクレーンが伸びています。
長ーい屋根の桁が収められいきました。
大工さんの掛け声と木槌の音が雑木林にこだまします。
娘もフル装備で参戦です。
垂木のまゆかきは、このように反ってました。
道路からクレーンで送られていきます。
垂木が収められていきます。
今日も薄暗くなるまでありがとうございました。
ついに柱が建つ [建物を建てる]
2008年1月15日(火)、ついに!柱が建ち始めました。
狭い旗竿地にクレーンが入り、
これまた狭いので、一本一本建てられてきました。
赤みのきれいな大黒柱です。
木組みの家の一番、醍醐味ある、大工さんの晴れ舞台です。
木を一本一本組んでいきます。
この家は、すじかいがありません。基本的に貫で作られています。
浮かした状態で、それぞれ、通し柱、梁、貫を入れていきます。
木組みはそれぞれがだんだんと家を組み合わさってしまっていきます。
実は、通し柱6寸、大黒柱7寸という、ダイナミックなスケールで建てていただきました。
大黒柱のしたです。
いやあ、寒い中、ありがとうございました。
今日は、1階部分だけで、暗くなりそうなぎりぎりまでやってました。
ありがとうございました。
建築家いわく、今でも普通に大工さんが作れるのに
最近は木組みの家を作れると誰もが思っていない。
ぜんぜん、普通にこのように建つのにねぇとおっしゃっておりました。
私からも、従来の工法、木組みもお金がかかるとかそんなことはありません。
家というのが、丈夫に長持ちに日本に溶け込んでできるので、気になる方は
ぜひ、木組みの家をどうぞ
工務店の下小屋を見に行く [建物を建てる]
2007/12/21(金)に工務店の下小屋に刻みの様子を見に行きました。
はじめて、家を作る木とご対面
家族で行きたかったのと子供が風邪気味だったので車で出発
やってしまった、世間は師走
車が動くわけがない
どうにも間に合わないそうにないので、途中で高速をおりて、その辺に車を置いて行きました。
でかい車で行ったので駐車場さがすのも大変なことに。
15分おくれで所定の駅へなんとかたどり着く。
すみません、手際がわるくて
工務店の下小屋は、おおきく、様々な材が置いてありました。
TSウッドからきている徳島杉のほか、福島からきている杉材、ひのきもあるそうです。
徳島杉は、色艶もよく、ヤング係数も90を軽く越え(FFT法で計ったらしい)、構造的にはとても強いものになりそうとのこと
削っている大工さんは、徳島の杉は、杉というよりはヒノキを削っている感じに似ているとのこと。
いい感じです。
8mもある材がそこにはありました。
継ぎをせずに一気に一本でとるのは、最近は少なくなったそうです。
うちはほとんど継ぎ手しないようにしたようです。
お楽しみのこれ
何に使うかは内緒。
そのうちすぐにわかると思いますが
すでにそのほとんどが削りが終わっています。
二階に行くと、まだ、削ってましたo(^-^)o
私も小さい時、経験した、うすっぺらいカンナ屑や、木屑、切れはしが、そこにはたくさん
最初は警戒する娘も、切れはしで遊びはじめました。
垂木の眉書きをちょうどしてました。垂木は、まっすぐでなく少し眉のように曲線にしたほうが見た目に安定した形になるそうです。
さすがは、やることが細かいです。そして、ずいぶんと太いのだけれど(笑)
建築事務所の作った図面から、更に細かな図面が作られ、大工さんは板図も作って、それぞれを削っていきます。
カンナ(鉋)で仕上げたり、ノミ(鑿)で、細かなホゾ彫ったりしていきます。これらで組み上げてしっかりと結合することで、木組みの構造は成り立っています。
工務店の人たちのほとんどは、これも師走と言うことで、私の家に関係するかたしかおらず、小屋が静かでゆっくりできました。
つやつやの材と、職人のお仕事を見させていただき、たいへん勉強になったのと、楽しい体験でした。
楽しみ、楽しみ
でも、来年までお預けです。
基礎工事進行中 [建物を建てる]
って、もう一週間も前のことなんですが.....
基礎がすでに建ちあがって、コンクリートが打たれてました。
うーん平面の鉄筋をあまり見る暇なかった。
基礎の検査結果をもらいますのでそれで確認します。
写真が無いのですが
うちを支える鉄筋様、きれいに組んでありました。
のちに、コンクリートが打たれて、基礎になってきましたよ
重厚な基礎が建ちあがってきました。
このでかい右側の四角は....おたのしみです。
あっ、のってはいけないところに乗っている人が、ちょっとだけ靴跡付いちゃった。
着々と、うちが建っていくのですが、いかんせん、全部を見に行けないのが歯がゆいです。
諸事情により、工事が遅れたわけではないのですが、上棟は来年になりました。
上棟してから正月休みになってもあまりよくないので。
お隣さんは、今日あたりには出来上がっているでしょう。
雑木林はすっかり秋色です。
山を見に行った話、書き遅れてます。すみません。
大変楽しかったので、長編になる予定